『受験で大切にしてほしいこと』
N.H
僕が受験を終えて、大切だと思ったことは、大きく分けて3つです。
まず1つ目は、自分が絶対にとれる教科を作ることです。僕の場合は、数学が得意で、ⅠAⅡBの範囲では、理系とも勝負できる自信があります。
だからと言ってその科目の勉強を手を抜くのではなく、むしろ基礎からしっかりと固めていきました。
その甲斐もあり、二次試験では英語でコケたのですが、数学に助けてもらいました。
2つ目は、周りの先生方にアドバイスを聞きに行くことです。聞きに行くのが面倒くさいと言っている人は、まあ受からないと思います。聞きに行くのが恐いとか恥ずかしいとか思っている人は、勇気を振り絞って下さい。
相手は先生なので、疑問に思う心には、必ず応えてくれます。さらに良いことは、他人の考え方を知ることで、自分の考え方が広がることです。これは、数学をするうえで、とても役に立ちました。
色んな考え方をすることで解ける問題が増えたり、時間を短縮することにもつながりました。
3つ目は、一番大変なことかもしれませんが、毎日同じペースで勉強を続けることです。
僕は基本的には部活の試合で疲れ切った時や、とても忙しいとき以外は、毎日30分もないですが勉強を続けました。
勉強内容は、僕の場合塾と同時に進研ゼミもやっていたので、塾から帰ってきてから国、数、英の中から1題解き、塾が休みの日は3題しました。
さらに、それとは別で、模試や進研ゼミの数学の問題から出来なかった大問を抜き出してきてノートに貼り、毎日1問ずつ解きました。この積み重ねが僕の力になったと言っても過言ではありません。
最後にあまり想像したくないことですが、模試でいくら調子が良くても本番で崩れてしまえば、それまでの努力はすべて水の泡となってしまいます。
そうなる可能性を少しでも減らすために、体調管理には気を配ってください。例えば、家に帰ったら手洗いうがいは必ずするとか、人の多いところではマスクをつけるとか、あまり夜更かししないなどです。
こういう時、自分は大丈夫と思っている人が、一番病気になるものです。「備えあれば憂いなし」という言葉通り、自分にできる最大・最高の準備で頑張ってください。
(広島大学 教育学部 合格)
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